カテゴリー「未分類」の記事

よくある演劇部の話⑦

2017年10月18日 / 未分類

地区大会がやってきた。本校は朝一のリハーサルである。朝7時に半分の部員が学校に集合し、4tトラックに荷物を積込む。会館で残りの半分の部員が荷物を降ろす。連携プレーである。不思議に思うだろうが、本校はM市の学校で、主にM市の学校が集まった地区だが、地区大会の会場は、隣の隣の市、A市である。本校からだと、電車と徒歩で1時間以上はかかる。車でも50分はかかる。何か変だな、と思いつつも何年もそうやっている。やはり会場使用料という経済的な観点からである。

 

リハーサルは、9時から11時15分。2時間15分である。たぶん全国的には恵まれた時間配分であろう。15分で建て込み、1時間で照明・音響合わせ、残りで通しができてしまう・・・わけがない。事前準備が悪いのか、段取りが悪いのか、全部のきっかけを練習することなく、瞬く間に2時間15分終了。顧問はこう思う。「これだけは何年たっても進歩しないな。」

 

 

※写真はイメージです。

よくある演劇部の話⑥

2017年10月8日 / 未分類

前回の61分15秒に気をよくして、さらにカットと転換の効率化を加え、2回目の通し。さあ、夢の58分30秒代に乗るか!

 

が、前半は前よりもペースが落ちている。また芝居よりも時間が気になってくる。さあ、後半、ここからどこまで縮められるか!

 

と思ったら、あれよあれよと終盤に進み、終わってみたら57分35秒だった・・・あれ、早すぎる。

 

途端にカットした部分が惜しくなり、転換が速すぎると考える。気が付くと、またセリフを戻し始めている。よくない、よくない、また時間のブラックホールに陥るぞ。

 

※写真はイメージです。

よくある演劇部の話⑤

2017年10月7日 / 未分類

文化祭が終わりほっとして、台本カットになかなか踏み出せない。文化祭の上演は80分だから、23分カットが目標だ。しかしこれがなかなかうまく行かない。23分という時間が途方もなく、長い時間に感じる。台本を書く時と同じくらい考える。ふと散歩している時とか、イスから立ち上がった瞬間に名案(自分にとっての)が浮かぶ瞬間が気持ちいい。セリフといい、転換といい、実はだらだらしているところを見つけ出していく作業。

 

5日間ほど練習して、いざ通してみた。カット後1回目の通し、よくて65分だろう。ストップウオッチ片手に通しを見る。いや通しを横目にストップウオッチを見る。場面ごとに経過時間を書いていく。時間が気になって演技に集中できない。多少荒くてもいいから、どんどん前に進めてくれ、と願う。

 

通し終了。時間は・・・61分15秒。あれ、けっこういいじゃないか。 

 

※写真はイメージです。

 

よくある演劇部の話④

2017年9月30日 / 未分類

文化祭での上演は80分であった。これを地区大会用に60分に縮めなければならない。難題の始まりである。

 

80分というのは、意外といい時間に収まったな、と顧問は思った。若いころ、文化祭の当日の朝に初めて通し稽古して、120分だった時の衝撃に比べたら、ずっと気持ち的には楽であった。

 

しかしいったんカット作業をしていくと、120分を半分に縮めるより、80分を60分にするほうが難しいのではないか、と思えてきた。余分な贅肉を切り落とすがごとく、バッサバッサとカットし、時には5ページカットした時の快感。今はそれができずにもがき苦しんでいる。どれも必要なシーン、必要なセリフに、必要な動作に見えてしまうのだ。「年を取ったんだよ」と心の声がささやく。「はい、その通りです。」と返信した。

 

台本編集中をいいことに、部活には顔を出さなくなる顧問。部員たちは、また放置状態におかれた。それでもけなげに、舞台セットや小道具、衣裳を作っている。

 

※写真はイメージです。

よくある演劇部の話③

2017年9月26日 / 未分類

演劇部は文化祭に突入した。実質稽古期間、2週間と少し。そのうち舞台セット、衣裳、小道具作りに半分以上が費やされたが、いいのだ、もうやるしかないのだ。幕は上がったら、突き進むしか。と、かっこいいこと言っているのは、顧問だけで、部員たちは、転換とか照明、音響の合わせに余念がない。何か顧問は台本を書きあげると全てが終わったような気になって、顔を出すことも少なくなった。きっと自分の中で昇華してしまったのだろう。あるいは、実際の芝居を観て、ガックリくるのを避けているのかもしれない。現実から目をそらす、顧問のポリシーである。

 

大変なのは残された部員たちである。多くの要求が載った台本、適当に流すほど世間慣れしていない純な部員たちは、何とか具体化しようとする。そして、ある時突然稽古場に思いついたようにやってきて、こう演出と舞台監督に告げる。「やっぱりあのシーンなしね。」(部員の心の声)「はあ、そのシーンのセット3日かけて作ったんですけど・・・」(部員の実際の声)「わかりました。」

 

こうして文化祭の日がやってくる。一般公開の日の午前と午後の公演。2回とも超満員となった。がんばって作ったセットや小道具、衣裳が好評だった。音響や照明も。台本も意外にも好評だった。部員も顧問もうれしくなった。

 

文化祭のお客様を出迎える、学校公認キャラクター。1号、2号。

 

悪役もいる。後ろの岩と色が同化している。

 

 

超満員。まだ外にはお客様がたくさん。困った。

 

顧問の「もう一列、前列に増やそう」の声に、パネルの位置や立ち位置の変更会議。上演1分前。

 

 

そして何とか、部長のあいさつで公演は始まったのでした。

 

※写真は全てイメージです。

よくある演劇部の話②

2017年9月22日 / 未分類

気まぐれ顧問の気まぐれで、夏休みの終わりに創作に舵を切った「よくある演劇部」。最初の上演は文化祭。3週間後である。だが台本はない。夏休み中、ある既成脚本の稽古をやってきた部員たちは、どうこの状況に対処してよいかわからない。しかし気まぐれ顧問は楽天的である。「まあ、1週間もあれば書けるだろう。元ネタはあるのだ。」

 

この顧問が前の学校で、文化祭2週間前にならないと台本を書き始めなくて、部員たちを大いに困らせていたことを、現在校の部員たちは知らない。顧問は1人心の中で思う。「3週間前に書こうと思うなんて、オレも成長したものだ。」

 

実際、顧問は2週間前には台本を書き上げた。そして鼻高々に印刷して、部員たちに配った。その台本が、かつて稽古していた既成台本と比べてどうだなんて、もちろん部員たちは言わない。顧問は言う。「ほら2週間も稽古できるじゃないか。余裕だな。」

 

その台本が、スタッフ的に多くを要求しない、シンプルな劇ならいいのだが、やたらト書きが書き込んである。「壮大なセットと華麗な衣裳」とか「超高速で走る」とか「まばゆい光を浴びる」とか「一発で泣かせる曲、でも誰も知らない曲、できれば中南米の」とか書いてあって、舞台監督生徒を唖然とさせる。結局、文化祭1週間前の貴重な土日はセットや小道具、衣裳作り、選曲に充てられることになる。

 

   

※写真は全てイメージです。

 

2017年度産高校演劇が生まれる~よくある演劇部の話~

2017年9月12日 / 未分類

国立劇場・優秀校公演が終わると、いよいよ2017年度産高校演劇の栽培が始まる。全国各地で地区大会が開催される。もちろん、地区大会はおろか県大会まで終わっている県は知っている。が、大方は、9月10月が地区大会の時期だろう。そして今はその稽古で忙しい時期だろう。つまりほとんどの日本中の高校演劇部が高校演劇を創っている頃だろう。「高校演劇の秋」は高校演劇の春満開なのだ。

 

さて、これは、そんな演劇部のよくある話を実録風に追ったものである。(と言ってもこれで終わるかもしれない) 特定の学校ではないことを明記しておく。

 

その演劇部では、何となく秋作品は顧問が台本を書くようになっている。決まりはない、何となく、だ。この何となく、というのが一番いけない。決まりで、「書く」となっていれば、「それは理不尽だ!」と反論できる。「顧問は書かない」と決まっていれば、思う存分夏休みを謳歌できる。何となく、だと、書いた方がいいのか、書かないほうがいいのか、自分で部員たちの顔色をうかがいながら、夏休みの練習を過ごさなければならない。

 

「今度の作品は既成で行こう」と言うと、わずかに不満げな表情を浮かべるものの「はい、わかりました」と言い、「オレが書く」と言うと、特段うれしそうな表情になることもなく「はい、わかりました」と言う。いったい、どっちなのだ!

 

ただでさえ、書くのが遅いのだ。書く、というより、仕上げるのが遅いのだ。適当なシーンを脈略なく作っては、稽古しながら、無理やりつなげていって、破たんするということを反省もなく繰り返している顧問なのだ。

 

今年はそれでも少し反省して、早々に「既成作品で行こう。それは〇〇(作品名)だ!」と夏休みの始めに台本を印刷して渡して、「あとは練習しておいて」と、顧問は仙台での全国大会を観に出かけてしまった。そしてそのまま2週間姿を見せることはなかった。

 

2週間後、「さあ、どこまでできているかな。今年の夏は出だしが早いなあ。秋大会まで余裕だなあ。」と仙台での楽しい日々を振り返りながら稽古場に行くと・・・よくある話で一瞬で現実に引き戻されるわけです。

 

「やっぱり自分たちだけで創らせるって、ちょっと難しいよな。ちゃんと練習見よう。大丈夫時間はまだたっぷりある。しかも台本あるんだから。」なんて気持ちを切り替えたのが、お盆前。確かに夏休みはまだ3週間ある。

 

その2週間後。この2週間、稽古は全く進んでいなかった・・・。「もう一つ、別の作品やってみようと思うんだけど、どうかな。かなり直さなければならないんだけど」 ついに切り出す、いつものパターン。部員たちは、「この1ケ月をどうしてくれるんですか!」・・・・・・・・・・とは決して言わない。

 

どこへ到着するかわからない、ミステリーの船旅が、また今年も8月の末に始まった・・・。

 

国立劇場の夏、そして2016年高校演劇が大団円

2017年8月31日 / 未分類

  

今年の国立劇場・優秀校東京公演のテーマは「伝える」だった。第28回。

 

演劇部門リハーサルトップは秩父農工。国立常連に見えて、実は2回目の出場だ。大人数を束ねる舞台監督生徒が頼もしい。

 

こちらは沖縄・向陽高校。本番で花開いた。昨日修学旅行の文書作りのために地図を見ていたら、南部に向陽高校を見つけた。うれしかった。

 

 

茨城・日立第一の青柳祭。この看板の正確さと言ったら。ところで、この劇の主人公の男友達って、女の子が演じていたのに気づいただろうか。私は関東も全国本番も当然男の子がやっているものと思っていたが、全国終了後、何気なくプログラムを見ると、そのキャストを演じる生徒の名前が、どうも女の子の名前のような。そうであるならば、しかとリハーサルで見極めようと。リハーサルなら、準備とか、段取りを確認している時に、女の子っぽく振舞うのではないか、と。ところがどうもそのようなそぶりは全く見えない。顧問の指示にも完全に男子高校生として対応している。「うん、女の子の名前のような男の子なのだ」と納得させて、念のために顧問に質問。その顧問、あっさりと「女の子ですよ。」「え?」「〇〇、ちょっとこっち来て。」〇〇が来る。「カツラ取ってみて。」「は、カツラ?」〇〇がカツラを取ると、長い、腰まで届くような髪がど~んと。その瞬間、その子が急に女の子のように言葉使いも仕草もなったのにさらにびっくりしたのでした。う~ん、最強の女の子演じる男子高校生役だな。

 

リハーサル、本番オオトリの東播磨高校。セットが気に入られて、アルプススタンドに座ってみる方々続出。

 

  

階段の上り降りの確認は大事。

 

   

今年も大入り満員。

 

国立最後の公演が終わって表彰を受ける、東播磨。お疲れ様でした。

 

「中屋敷法仁だって、高三の夏に『贋作マクベス』を書いたんだ。」

 

そうそう、そうだ。やる気を出させるセリフ。

 

 

今年は、皇居一周歩いてみた。(走らない)意外と早く回れた。

優秀校東京公演プログラム

2017年8月14日 / 未分類

第28回優秀校東京公演(国立劇場)プログラム

※時間はおよその目安です。予定よりも早く始まる場合もありますのでご注意ください。

 

<1日目>

8月26日(土) 12:30開場 13:00開演

13:00~ あいさつと司会紹介

13:15~ オープニング(フラダンス)日本芸術高校・第四商業高校・川村高校・町田工業高校

13:40~ 休憩

14:00~ 日本音楽(筝曲、琴)宮城県佐沼高校、名古屋市立菊里高校

14:20~ 郷土芸能(和太鼓)日本福祉大学付属高校(愛知県)

       郷土芸能(踊り「八岐の大蛇」)広島県立加計高校芸北分校

14:45~ 幕間インタビュー

14:50~ 休憩

15:10~ 演劇 埼玉県立秩父農工科学高校「流星ピリオド」

16:10~ 幕間インタビュー・休憩

16:30~ 演劇 沖縄県立向陽高校「HANABI」

17:30~ 幕間インタビュー・初日終了

 

<2日目>

8月27日(日) 12:30開場 13:00開演

13:00~ オープニング①(太鼓演奏)明星学園高校(東京都)

       始めのことば、あいさつ

       オープニング②(太鼓演奏)萠愛学園西山学院高校(宮城県)

13:25~ 休憩

13:40~ 日本音楽(筝曲、琴)静岡県立三島北高校、創価高校(東京都)

14:00~ 郷土芸能(踊り「鬼剣舞」)岩手県立北上翔南高校

       郷土芸能(和太鼓)愛知県立松蔭高校

       幕間インタビュー

14:30~ 休憩

14:45~ 演劇 東京都立紅葉川高校「つるのおんがえし」★昨年度都大会推薦作品

15:45~ 幕間インタビュー・休憩

16:10~ 演劇 茨城県立日立第一高等学校「白紙提出」

17:10~ 幕間インタビュー・休憩

17:35~ 演劇 兵庫県立東播磨高等学校「アルプススタンドのはしの方」

18:35~ 幕間インタビュー・全日程終了

高校演劇のOBや先輩たちの公演②

2017年8月13日 / 未分類

先週、小名浜高校に続いて、今週も東京公演がある。こちらは、原案提供である。

 

詳細は以下にて。

 

http://www.tokyogeijutsuza.co.jp/filename75.html

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