特 集
全国大会出場校による『舞台にこめるメッセージ』
全国高等学校演劇大会は50回を迎える。今年の夏の徳島大会は、高校演劇の歴史の上でも記念すべき大会となった。例年にもまして、選ばれた11の代表校による熱演に期待がかかるところだ。
今年はオリンピック・イヤーでもあり、世界のアスリートたちがアテネに集う。21世紀の最初のオリンピックの開催地としてアテネが選ばれたのは、「原点に返る」意味でもあるようだ。高校演劇の歴史も50年の月日が流れたが、ここから新しい半世紀がまた始まる。
50回の記念大会を機に、原点に立ち返って演劇を考えてみるのもよい。よく言われることだが、演劇では、舞台の上で演じる役者と同じぐらいそれを観ている観客の存在は大きい。演劇空間を共有する観客がいてはじめて良い舞台が成り立つ。私たちは舞台に流れる空気と同じ空気を吸っているという意識を忘れず、幕が下りたときに心をこめて賞賛の拍手を送りたいものだ。今年の全国大会でもそんなすばらしい舞台に数多く出会えることを期待しようではないか。
今年も全国大会出場校の生徒・顧問の方々に「舞台にこめるメッセージ」を書いてもらった。観客として劇場の椅子に座る前に、この文章を読んで皆さんにも「良い観客」になる心構えをしておいてほしい。
稽古に忙しい時間を割いて、わざわざ本稿に文を寄せていただいた各校のみなさまには心から感謝申し上げます。
(上演順)