今年も、全国の高校演劇部員たちがあこがれる夢の晴れ舞台―全国大会―の季節がやってきた。7月29日から31日まで、青森県八戸市公会堂には、選ばれた11の代表校が顔をそろえる。今年は4本の既成脚本による作品と7本の生徒(顧問)創作による作品が上演される。どんな舞台が創られていくのか、いまから期待に胸がふくらむ。八戸市公会堂で、舞台の熱い感動にひたる時間が待ち遠しい。
 半世紀をこえる歴史が高校演劇全国大会にはある。なぜこれほど長くこの大会を続けることができたのか? その答えはいくつか見つけることができるだろうが、何といっても、「演劇大好き」という高校生と演劇の魅力の「とりこ」になった顧問と、高校演劇を愛してやまない観客が、過去にもいたし、現在もいるからである。さらに未来にも、そんな高校生と顧問と観客は存在することだろうと思う。
 全国大会は、演劇が大好きな人たちの出会いの場である。八戸大会に出場した生徒、顧問だけでなく、観客までもが、みんな一体となって、感動に包まれることを願っている。
 今回も、稽古で忙しい合間をぬって、本稿のためにメッセージを寄せていただいた各校の演劇部員の方たちには心から感謝申し上げます。 (上演順)