平成17年度ブロック代表校決定
 今年の第五二回全国大会に出場する十一代表校が別表のように決定しました。

 毎年のことですが、今年も多彩かつ新鮮な顔ぶれです。

 加えて今年は顧問または生徒の創作作品が多いことも特徴です。練達の顧問創作、みずみずしい生徒創作、どんな感動に出会えるか、本当に楽しみです。

 今年の全国大会の会場は京都府八幡市。京都市内ではなく、むしろ大阪府に近い所ですが、有名な石清水八幡宮のある由緒ある所です。駐車スペースがなく、自家用車での来場は不可など若干のご不便をおかけしますが、京都の実行委員会の生徒の皆さんも、先生方も、心に残る良い大会にしようと今、一所懸命頑張っておられます。

 京都の皆さんの熱意に応えられる良い大会になるよう心から願っています。

 今年は大都市圏での開催でもあり、昨年の八戸大会では実施されなかった、葉書による参加申込みも復活します。参加を希望される全国の皆さんのあらためてのご注意をお願いします。

 また、昨年同様、生徒講評委員会活動も実施されます。生徒の視点からの講評活動、これは私達高校演劇の活動の幅を広げ、内容を深化させます。講評委員の生徒の皆さんのご奮闘を期待したいと思います。

 代表校の皆さん。年度が変わり、キャストやスタッフの異動もありご苦労されていると思いますが、臆することなく、存分に力を発揮し、八幡の舞台で輝いて下さい。

 暑い京都で熱い大会となることを願ってやみません。

全国高等学校演劇協議会
事務局長 櫻 井 幹 二


全国高演協五〇周年記念祝賀会
 一昨年度から計画を進めてきました「全国高等学校演劇協議会五〇周年記念祝賀会」が、昨年(平成一七年)一二月一〇日(土)に、東京の「渋谷東武ホテル」で行われました。

 年の瀬のあわただしい中ではありましたが、ご来賓の方々、演劇関係の各界の方々、全国大会で審査員をやっていただいた先生方、全国の顧問の方々など、一〇〇名近いご参加をいただき、盛会のうちに会を催すことができました。


 当日第一部が川口国春・東京都高等学校演劇連盟事務局長、第二部は櫟木茂義・東京都高等学校演劇連盟理事の司会で進められました。

 まず全国高演協・永嶋会長より日頃からの高等学校の演劇活動に対するお礼の挨拶を述べさせていただきました。

 次にご来賓の安間敏雄氏(文化庁文化部芸術文化課地域文化進行室長)、伊藤 勝氏(全国高等学校文化連盟会長)のお二方から、たいへん心のこもったご挨拶をいただきました。

 また、演劇協議会の活動に対する感謝の意をこめて、日本工学院、東放学園、芸術劇場、青雲書房、青年座、青年劇場、多摩美術大学、東京演劇アンサンブル、桐朋学園芸術短期大学、日本舞台美術家協会、俳優座、晩成書房、文学座、横浜演劇研究所の方々に感謝状の贈呈が行われ、代表して、日本工学院の塚原雄祐氏よりご挨拶をいただきました。

 続いて、内木文英・全国高等学校演劇協議会名誉会長の発声により乾杯、歓談と続きました。

 参加された方々は、皆それぞれ見知った仲ということから、全国協議会の今までの活動を振り返っての思い出話や、全国大会の時の感想など、それぞれのテーブルで話の花が咲きました。

 続いて、参加された方の中から、曳地伸之氏(東放学園)、高山真樹氏(俳優座)、佐々木章夫氏(東京演劇アンサンブル)、岡安伸治氏(東邦学園芸術短期大学)、町井陽子氏(全国高演協顧問)の五名の方に、それぞれの立場から、ご自身の演劇活動との関わり、全国協議会のことなど、今後の高等学校の演劇活動について示唆に富んだお話をいただきました。

 会はわずか二時間ほどではありましたが、参加された方々に喜んでいただくことができたのではないかと思います。

 祝賀会に「残念ながら欠席」とのご連絡をいただいた多くの方から、近況報告、全国高演協への温かい励ましのおことばなどをいた

だきました。この場をお借りしてお礼を申し上げます。

 また、東京都高等学校演劇連盟の櫟木先生を始め、多くの先生方に当日までの準備や運営につきましてご協力いただきましたことに感謝いたします。

   (事務局・三上  実

 

2006年 春期全国高校演劇フェスティバル 実施報告
 三月二九日から三一日まで、東京浜松町、劇団四季「自由劇場」を会場に、「二〇〇六年春季全国高校演劇フェスティバル」が実施されました。

 昨年と同様、高演協全国事務局と同常任理事の有志による実行委員会の主催でした。

 上演校及び上演作品は以下の通りです。(上演順)

1.岩手県立花巻南高校
  「本日も快晴なり」

2.鹿児島高校
  「卒業」

3.愛媛県立松山南高校
  「渡部!」

4.北海道帯広柏葉高校
  「七夕」

5.山口県立華陵高校
  「また明日!」

6.宮城県立宮城広瀬高等学校
  「トミーが三歳になった日」

 「本当に感動しました。本当に高校生が演じていたの? と思わせるくらい素晴らしい演技でした。夢中で見ました。もっともっと皆さんに見てもらいたいと思うほど感動しました。」

 アンケートに答えて下さった一般観客の方の感想です。

 上演校の皆さん、年度末でお忙しい中、素晴らしい舞台を見せていただき本当にありがとうございました。

 また、二八日と二九日の上演終了後、劇団四季のスタッフによる演技及び舞台美術のワークショップも実施され、上演校の部員だけではなく多くの一般高校生も参加し、これも好評でした。

 今後に向けての反省点、課題としては以下の諸点があると考えます。

1.上演校相互の交流の機会を確保する必要がある。

2.大会運営に生徒が積極的に参加していく工夫が必要である。

3.観客数がまだまだ少ない。広報活動を充実する必要がある。

4.事前の打ち合わせ等に関し期間、窓口などを整理する必要がある。

 会場を提供していただき、運営、ワークショップに全面的に協力いただいた劇団四季の皆様にあらためて感謝申し上げるとともに、今後この企画をどう発展させていくか、全国の皆さんの積極的なご意見をいだたきたいと思います。

  (実行委員事務局 櫻井 幹二

 

生徒講評委員会正式にスタート
 八戸大会において正式に生徒講評委員会がスタートしました。中部ブロックの生徒講評を全国大会の実情に合わせ、純粋に演劇を作り手の視線で受け止めること、生徒審査をしないこと、を最重点に完全合宿の状態で行います。顧問も生徒も充実した演劇漬けの状態に置かれるのです。

 今回は初めて全ブロックから選抜されて集まった高校生達が参加しました。不安を軽減しようと事前準備に次々と送られてくる八戸商業の五十嵐先生による通信。八戸に来た時に何を行うのかを的確に伝えてくれました。

 上演前日。集まった生徒達が演劇をどのように観て、自分たちの言葉で語るか。その一点で五十嵐・川村(福井県勝山南)の二人からの指導が進みます。

 本番の上演を真剣に見つめるまなざしは真剣そのもの。舞台の合間に疑問な点・感心した点について重複しないように意見を出す。担当の舞台についてA4一枚にワープロで書くために必要な論議と書き手からの真剣な発問が活発に交わされました。宿舎に帰ってからの講評文作成もお互いの意見交流と努力の元にできあがったものです。

 また、引率顧問による強力なバックアップにより、本当によい講評文を作ることが出来ました。生徒が書いた文体を修正せず、文章の推敲を生徒の自発に任せるという待ちの姿勢は非常にエネルギーを使うものです。

 活動の最終日。生徒の顔は初日から見て全く変わっていました。さらにある顧問から、高校生が自分で考えることの意味、格好良い文体を書かせると言う指導ではない今回の取り組みで自分の考え方が変わりましたと伺い、取り組みの方向が間違っていないことを確信できました。

 後日談になりますが、自由劇場で行われた春の高校演劇フェスティバルに講評委員を務めた生徒が5名程も来ておりました。彼らに舞台の感想を求め、黙って聞いていましたが、ピントが全くぶれない素直な舞台の受け止め方に我々の努力は間違いではないと確信(感激)しました。生徒講評を経験した生徒が自由劇場で上演校としてやってきたことにも感激。この取り組みからきっといつかすばらしい演劇顧問が出現すると確信しております。

 活動の様子などは
全国高演協WEBサイト
http://koenkyo.org/へアクセスして下さい。

(事務局・中島  憲


事務局通信
 第五十二回全国(京都)大会に向けた四月の常任理事会・理事会は、桜の開花が例年よりやや遅めの八幡市文化センターで行われました。

       *

 今年度事務局体制の承認に続いて、各協議題について以下の通りに進められました。

 まず、京都大会実施要項では、大会全体の流れとともに、ワークショップの構成、はがきによる入場整理の再開と手順の確認、生徒講評委員会の運営と講評内容の公開の方法についての協議が行われました。入場整理の「はがき申し込み」については、青森大会において一時取りやめましたが、入場整理、ワークショップなどの参加希望の調整などの点から再開します。ご理解下さい。

 次に、島根大会から行われる出場校数の一校増の扱いについては、「北から」「南から」の順番については、8月の理事会で選ぶかたちとなりました。どちらから始めても、今後の全国大会ブロックと重ならないことが確認されております。また、関東ブロックについては、加盟校数の点から「二ブロック」とすることになりました。

 昨年度から進めている「新規事業」については、二年間の実施状況が報告され、出場校の推薦、今後の運営主体のついての方向性、講習内容の再検討(生徒主体の「参加型」とする)、実施時期(三月実施の妥当性)などについて協議されました。

 昨年度は出場校を含め、延べ七〇〇名の入場者がおり、上演校側からは「大変勉強になった」などの声が寄せられました。参加された先生方の意見なども取り入れながら、八月の理事会で正式に事業計画の中に組み込むかたちで提案していくことになります。

 また、全国大会の運営マニュアルの確立、韓国高校生との演劇を通じた交流、全国事務局の次年度以降の業務分担などについても協議されました。

 八月の理事会において、さらに議論が深まり、よりよい方向に進むことができるよう、各地区においても、活発な意見交換、問題提起がなされることを期待しています。

   (事務局・三上  実

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