|
特☆集
全国大会出場校による『舞台にこめるメッセージ』 |
|
| ハゲシク熱く燃える演劇の夏がやってきた。もちろん演劇は、体育会系のように炎天下で発汗するわけではない。八幡文化センターの会場の中は、クーラーが効いている。ひんやりとした冷気が私たちを包んでくれるだろう。それでも、そこに集うみんなの心の中はハゲシク熱いのである。 まず、京都の大会実行委員の生徒・教師のみなさん ― 全国大会を迎える準備に、多忙な毎日だったと思う。大会本番のころには疲れもピークになるのかもしれない。でも、笑顔で私たちを迎えてくれようとしている。大会を盛り上げ、支えようとする熱い心がそこにある。次に、全国大会にまで駒を進めた代表校の生徒・顧問のみなさん ― 毎日の激しい稽古に耐えてきた。多くの人たちの期待に応えたいという思いもある。この人たちには、舞台で華を咲かせる熱い心がある。そして、全国から集まった観客のみなさん ― 演劇が好きだからこそ会場にまで足を運ぶ。舞台の上の役者を真剣に見つめる。そこに、演劇を愛する熱い心がある。 例年のように代表校のみなさんから舞台にこめる「熱い」メッセージを書いてもらった。全国大会前の忙しい時期にご協力いただいたことに心から感謝いたします。(上演順) |
たまにはサバスらない? 7月20日(木)一応晴れ。1学期の終業式。ってことは明日から待ちに待った夏休み、ってウキ?してたのいつ頃までカナァ? でしょ? って、誰に言ってんだろうあたし。明日は家族で海。っていうか親孝行。早ッ! あさってはミキと部活さぼって原宿で久々『サバス』 る。全国かあ。全国ね。ふ〜んまあいいじゃん、とりあえずあたし今は『サバス』る。じゃないともう死にそう ・ ・ ・。 (井上 麗美) |
日常の中の あ る雨の降る日 い つになくめずらしい組み合わせ う さんくさい時間が流れ え、という叫びが廊下に響き お わるのは『全校ワックス』 ところで作業はちゃんとおわったんでしょうかね? (大場祥子) |
トットコ勉強大スッキ! 私達の学校は田舎の進学校です。定期テストの採点はシビアです。3年生の9割以上が4年制大学への進学を希望しています。夏休みには沢山の講習が開かれます。今年は過去最高の53コマあります。演劇部は特別教室として使われるホールで練習をしています。主顧問の先生は化学の先生です。『学割だからいいのよ』 はこういう学校で作られました。 (演劇部) |
満月…?きっと欠けて尖った三日月です。 卒業式の朝、答辞を読む田中はダメ教師山本先生とリハーサルに励む。迫る本番。高まる緊張。足を引っ張る山本。そこに不登校の鈴木が現れて…。 「京都へ行こう」とそそのかし「裏方なら」と入ってくれた一年生二人をさらにそそのかして初舞台へ。逃げ出さないのか? 台詞は覚えられるのか!? 三刀屋高校三人芝居『三月記 〜サンゲツキ〜』 お楽しみに! (演劇部) |
笑いの殿堂心斎橋宗竹へようこそ! 昭和十八年、寄席小屋「心斎橋宗竹」では「日々ケイコ・マナブ」という姉弟漫才師が日々精進を重ねていました。やがて迫り来る戦争という時代の波、それでも人間らしく生きようとする姉弟の姿。 もう「泣かずにいることは不可(でき)ません」。お客様と一体となる舞台を心掛けて、『君死にたまふことなかれ』 全国大会初出場です。皆様、どうぞハンケチのご用意を。 (山本 文彦) |
光る汗、セーラー服、汗臭い 廃校・卒業間近の幼なじみ4人を中心に、そこに後輩のドタバタ3人組が加わって、笑いあり、涙ありのドタバタドギマギちょっぴりラブな友情物語。 『木』 など、日々変化する植物のように私たちは毎度微妙に違った芝居をするのがモットーです。そんな私たちの栄養源は音響照明・舞台・笑い声!!笑って泣いて喧嘩して、愛し育てたこの劇の最終形態をとくとご覧あれ!! (藤井 絵里) |
形がなくても伝わるもの 将来の不安がない高校生なんて、いないですよね。 『ラスティングミュージック』 の主人公達も同じです。舞台は都会から離れた田舎の島。だから夢を叶える為には島から出なきゃならないことだってあります。仲間と離れるのは辛い。でも、主人公達は信じています。 形がなくても人から人へ、心から心へ伝わっていくもので、自分たちはきっとどこかで繋がっていると… (千葉 雪絵) |
そしてまた、あの日と同じ花が咲く ひとりぼっちの高校生の ひととせ描いたひとり劇 ひとつふたつとひとり言 ひとりの部屋に染み渡る ひとりのひととせ過ぎ去って 花びらひらひらひらめく頃には ひととせかけて描いた 『ひととせ』 あなたにとどいてますように (奥田 菜津) |
元気がハツラツだ!! お笑いネタから社会問題まで、炊き込んだ混ぜご飯です。全編、動いて喋って、子どもの夏の大運動会。 何十年にもわたってゆっくりと降ってくるモノに人間は弱いんですよね。伝えたいことは、感性を大切に価値感を広げるということなんです。 そう、元気でおもしろい空間を創り出し、一緒に楽しい時間を過ごすということなんです。あしたはベストだ『あすべすと』 !! (中窪 理恵) |
先輩ってなんで生徒会なんかやってるんですか? ここは本州の北の端。ある県立高校の放課後。体育館のステージに三々五々集まってくる生徒会執行部の面々。明日に迫った『生徒総会』 のリハーサルが始まるのでした。何が起こるかはお楽しみ。 青森中央高校が送る笑いあり涙あり、ちょっぴり社会派の青春活劇。全国の生徒会執行部員に送る応援歌です。オリジナルキャストではありませんが、心機一転、パワー全開で乗り切りたいと思います。 どうぞ、ご期待くださいませ! (演劇部) |
オマエの人生なんてクソみたいなもんじゃねえか… 『死神』 は古典落語を題材にしてつくった芝居です。この話の中では人間は死ぬ時に必ず死神にとりつかれます。死神によってあの世に誘われてゆくのです。誰であろうと必ず連れて行かれるのです。死は平等です。 生に執着する主人公に死神は言います。「オマエの人生なんてクソみたいなもんじゃねえか。いっそくたばった方がいっそ楽かもしれないぜ。」人生は不公平です。いい人生だったと満足して死んでいく人はどれぐらいいるのでしょうか? どうしたらいい人生になるのでしょうか? いい人生って一体どういうものなのでしょうか…その答えは、おそらく死ぬ時になって初めてわかるのでしょう。 (演劇部) |
第52回
全国高等学校演劇大会大会 (第30回全国高等学校 総合文化祭演劇部門) 会場:八幡市文化センター 2006年(平成18年) 8月3日(木)〜5日(土) |