| ■ 事務局長の就任にあたって | |
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4月の全国理事会で、全国高等学校演劇協議会事務局長に就任することになりました吉田美彦です。前任の櫻井幹二先生の後を受けるのは、決して容易なことではありませんが、戦後間もない時期から、高校生の演劇活動の発展のためにずっと力を注いできたこの組織の伝統の力と、集団の力に、今一度自分自身が学びなおして、この重責を果たして参りたいと思っております。
私が高校演劇に接したのは、一九六九年、岐阜県立岐阜北高等学校に入学してからです。そのときの顧問は、桜本英二先生。その夏に札幌で開催される全国大会に、先生の作品「たったひとりの卒業式」を、中部ブロック代表として上演するため、連日稽古の日々が続きました。岐阜から札幌まで、バスで乗り込み、バリゲート封鎖された北海道大学キャンパスを訪れたり、大会期間中に通過した大学管理法に反対するデモ隊に打ち込まれた催涙ガスにキャストの生徒が声をからしたりという体験が、今の私の原点です。 大阪の教員として採用され、大阪府立牧野高等学校で「魚、歩きなさい」を書いて、近畿ブロック代表として、宇都宮で開催された全国大会で上演したのも、もうずいぶんと昔のことになりました。 |
その頃から教えをいただいた先生方。故郷、岐阜の友人もそうです。今や地元となった大阪、近畿の先生方、そして、少しずつお話をさせていただく機会が増えていった全国各ブロックの先生方。私が演劇を今も続けていられるのは、先生方の教えの賜物です。 今回のお話を初めて伺ったとき、とても私の任ではないと尻込みして、お断りしようと思いました。しかし、櫻井先生が大きな組織課題を精力的に、誠意を持って尽力され、私たちに新たな道筋を開いていただいたこのときに、素知らぬふりを決め込むことは、たくさんの先生方に教えをいただいた自分を振り返ると、できることではありませんでした。 現実には、副事務局長の森本繁樹先生に教えていただいて職務の一つ一つを学んでいると言うのが正直なところです。事務局長の選出規定、全国の財政問題、高文連との懸案など課題は山積していますが、私の活動が少しでも全国の高校演劇の現場で苦闘されておられる先生方、生徒のみなさんの、演劇創造につながり、ふれあえるものとなればと願って、職務に専念していきたいと思っております。 まずは、夏、松江で共にすばらしい舞台に出会いましょう。 吉田 美彦 |
| ■ おしらせ | |
| * 優秀校東京公演について
今年度の優秀校東京公演は、八月二十五日(土)〜八月二十六日(日)に例年通り東京国立劇場で開催されます。 全国大会で推薦された四校の上演の他に、東京都から特別上演が一校、演劇以外にも、日本音楽と伝統芸能の発表が行われます。入場に際しては、開催日ごとに入場引換券が必要です。 観覧ご希望の方は、下記まで、観覧希望日を明記の上、六枚まで、返信用封筒に八十円切手を貼ってお申し込み下さい。二十二日必着〆切で、先着順に整理券を送付いたします。 ◆ 葉書あてさき ◆ 〒115-0056 東京都立赤羽商業高等学校 内 全国高等学校演劇協議会 柳 沢 学 宛 |
* NHKBS2放送放映について
例年行われている、「青春舞台2007」が、8月27日(月)午後0時15分より、NHK衛星第二放送で放映される予定です。 優秀校東京公演で上演された四校を放映しておりますが、番組内では、放送中に送られたファックスの紹介が番組進行の重要な部分を担っております。 ぜひ番組をご覧いただき、ご感想をお寄せください。また、番組終了後に葉書でいただいております、 皆さまのご意見やご感想が、次年度の番組作成に大きく活用されております。 宛先は下記です。 ◆ 葉書あてさき ◆ 〒150-8001 NHK放送センター 「青春舞台2007」 係 |
| ■ 事務局通信 | |
| 四月に松江で行われた第一回常任理事会・理事会をふまえて、夏の全国大会に向けて事務局会が行われました。 * 大会日程その他については、別項の通りです。今度の大会では、生徒講評委員会の活動が大きなポイントのひとつになります。 過去数回の活動をふまえて、島根大会でも全国から多くの生徒の皆さんが講評委員として、大会期間中実際に作品を観て、講評を行います。また、最終日の分科会において、大会参加者とその活動をシェアしていきます。 審査員という「プロ」の視点とは違った角度から、高校生の作る舞台について意見を述べていくことは、その取り組みのエネルギーもさることながら、同世代のしなやかな感性がその中でどのように反映されていくのかを探る上で非常に興味深いものがあります。 そもそも、演劇の作品は、多様な構成要素によって成り立つ「総合芸術」であるとともに、さまざまな見方、感じ方をすることができるものです。また、演じる側だけでなく、観る側の姿勢によって如何様にも変化する可能性を持ったものでもあります。 生徒講評委員会そのものは、全国のいろいろな大会で実際に組織され、多くの高校生の声がそこに表出されてきています。 |
全国大会においてこの委員会を設けようとしたときには賛否さまざまな意見が出てきました。そうした議論を経てようやく軌道に乗ってきたという背景があります。 全国から大会に参加される皆さんは、そのことを意識しながら一緒に作品を観て、感想や批評を述べあい、これからの高校演劇の可能性について考えてみてはいかがでしょうか。 * 事務局については、吉田新事務局長を始め、新しい事務局体制の元で、懸案の「事務局長決定のルール」についての年度内提案、事務局の業務態勢の見直し等の検討に着手します。 第一回春季高等学校演劇研究大会については、出場校などから寄せられたアンケート結果を基に、次回の運営についての検討を行います。出場校側からはリハーサル時間の確保などの問題点が指摘されました。運営についても、生徒の関わり方などについて、検討すべきところがあります。 また、九州ブロックにおける著作権関係の事後処理とブロック事務局の体制については、一定の方向性が示されました。この問題について再発の防止に努めるとともに、今後とも全国高演協としての課題意識の共有化を図っていきたいと考えます。 (事務局・三上 実) |