第48回の全国大会が、8月9日から11日まで神奈川県相模大野にあるグリーンホールにおいて行われた。連日の猛暑の中、会場の9時前から長蛇の列が出来上がっている程の観客が来ていましたが、特別 に混乱することなく入場することが出来ていました。ハガキの申し込み方法が定着してこともありますが、地元の神奈川の顧問の先生方や生徒達のきちんとした対応のお陰だと思います。この紙面 をかりて、感謝申し上げます。本当にご苦労様でした。
 今回は、特別につかこうへい氏をお招きし、講演をしてもらう計画をしていましたが、当日はつか氏の作品の中で最も有名な作品の一つである「熱海殺人事件」を使って、ワークショップ形式で進められました。うわさの口だて演出を間近に見、つか氏独特の演劇観を聞き、かなりのショックを受けた観客もいたのではないでしょうか? 高校演劇だけの世界にいると触れることができない世界を、一瞬でも感じることできればお呼びしたかいがあったというものです。
 さて、大会はどの学校も力作で、観客の笑いと涙を誘っていました。審査は、最終日のお昼休みに行われ、以下の通 りに決まりました。今回は比較的スムーズに決まりました。そういう点で、選ばれた四校の作品は、完成度が高かったと思います。また、創作脚本は、石原哲也先生が選ばれました。石原先生は、何度も全国大会に出場されていますが、昨年定年を迎えられたそうです。しかし、これからも高校演劇の発展のためにどんどん作品を発表して欲しいと思います。期待してやみません。
 来年は、福井の鯖江です。どうぞ来年の全国大会をめざして、これからの芝居作りを頑張ってください。


第48回全国(神奈川)大会  審査結果発表
最優秀賞  文部科学大臣奨励賞・全国高等学校演劇協議会会長賞
    福島県立小名浜高等学校 「チェンジ・ザ・ワールド」

優秀賞  文化庁長官賞・全国高等学校演劇協議会会長賞
(上演順に)
    山口県立岩国総合高等学校「めろん」
    久留米大学附設高等学校(福岡)「フラスコ・ロケット」
    千葉県立薬園台高等学校「桜井家の掟」

優良賞  全国高等学校演劇協議会会長賞  
(上演順 )
    滝高等学校(愛知県)「いってきます!」
    北海道池田高等学校「今夜はすき焼き(仮)」
    麻布大学付属渕野辺高等学校「九郎〜源義経流亡誌」
    大谷高等学校(大阪)「生きっぷし」
    徳島県立阿南養護学校ひわさ分校「まじめにヤレ」
    東京都立第四商業高等学校「夏の風〜風に吹かれてかすかに揺れて〜」
    群馬県立安中高等学校「恐ろしい箱」


創作脚本賞  
   石原哲也氏「チェンジ・ザ・ワールド」

 

審査員 平田オリザ・鶉野樹里・扇田昭彦・土屋茂昭・斉藤洋・末安哲・安東達夫


8月31日(土)、9月1日(日)に国立劇場で行われる「優秀校東京公演」の出場校は次の4校。
福島県立小名浜高等学校
山口県立岩国総合高等学校
久留米大学附設高等学校
千葉県立薬園台高等学校



9月2日(月)に優秀校公演と全国大会のダイジェストがNHK−BS2で放映。