タイトル   復刊第90号(静岡大会特集号)Web版

12.第三分科会
関係を作ろう
     講師 伊 藤  大
1 コンセプト 「参加者全員による人間相互の関係性の構築」 「空間におけるバランス」
2 実技  
a「歩く」…個人  体育館床面を各自が自由に歩いてみる。直線的な動きで、壁に当たったら方向転換。歩きながら体育館の特徴(自分の学校とは違うところ)を探して、発表してもらう。次に、歩いている途中で手が入ったら、首の向きを変える。次の手が入ったら、その方向へ向かって歩く。
 b「自動車」…2人1組 1人は目をつぶって自動車となる。もう1人が後ろからその自動車を操縦する。その場合、前進・停止・右折・左折などは、無言のまま自動車の背中、肩にさわることで行われる。
 c「視線・身体接触」2人1組  2人の身体の一部(指先でもどこでも可)を接触させ、視線を合わせながら、できるだけ身体を大きく広げる。次に身体が密着するように縮める。  次に、「木」を表現する。全て、極力視線を合わせながら行う。
 d「視線・リズム」…2人1組  2人が向かい合い、視線を合わせながら、「1・2・3」をお互いに言い合う。 さらに発展させて「1・2・拍手」、「足踏み・2・拍手」「足踏み・チック=舌打ち・拍手」を行う。
 e「空間バランス@」…全体  空間の中に、次第に人数を増やしていく。1人→2人→3人…11人  人数が増える毎に、元からいた者も、全体のバランスを考えながら空間の中を移動しなければならない。
 f「空間バランスA」3、40人  全体のバランスを考えながら、自由に歩いてみる。
 g「集団のリズム」3、40人 円を作り、1人ずつ視線を伝達していく。まずは顔だけ。次に、身体も使う。 さらに拍手(1回)を伝達。それができたら、次に全体を見渡しながら全員が一斉に拍手(3回)。その際、かけ声などはかけない。さらに、拍手をしたら、隣の人の身体3箇所を、同じリズムでタッチしていく。
 h「音による表現」3、40人  「夏」「浜松」「浜名湖」など、グループ毎にテーマを与え、それを音で表現する。拍手、足音、自分の身体をたたく音など、表現方法は自由。全員が参加できたら、次第に円を縮め、全員が密着していく(音も高まる)。次第に円を膨張させていく。