復刊92号  WEB版


 

二十一世紀幕開けの全国高校演劇大会は福岡市で開催、 皆様のお越しをお待ちしています。 原 田  猛
 文化庁・全国高等学校演劇協議会事務局をはじめ、全国の高校演劇に関係の皆様には、本年度福岡県で開催されます第二十五回全国高等学校総合文化祭、特に第四十七回全国高等学校演劇大会の開催にむけたご指導ご支援をいただいていますことに心からお礼を申し上げます。
 平成十三年度の第二十五回全国高等学校総合文化祭は八月三日から七日までの五日間の日程で福岡県内の五つの市で開催されます。八月三日に福岡市の福岡国際センターで総合開会式が行われ、続いて福岡市・北九州市・久留米市、飯塚市・春日市に分かれ、二〇部門の全国大会が開催されることとなります。
 その中心部門となります「第四十七回全国高等学校演劇大会」は、八月三日(金)のリハーサル入りから、八月七日(火)の表彰式・閉会式まで五日間の日程で、福岡市の福岡サンパレスで開催されます。
 芸術・文化活動にかかわる高校生の全国大会が本県で開催されますことは、私たち県民にとっても大変喜ばしいことだと思っています。また、高校生の熱気あふれる素晴らしい活動を私たち県民に与えていただくとともに、平成十六年度に福岡県で開催予定の国民文化祭への大きな弾みともなるものと期待いたしています。
 昨夏、静岡県の浜松市教育文化会館で開催されました第四十六回全国高等学校演劇大会に、福岡県演劇部会の先生方とともに視察に参加いたし、静岡県高文連演劇部会の大会運営の素晴らしさと全国の出場校のみなさんの熱演に感動し、福岡大会も代表校の皆さんが存分に日頃の成果 を発表できる大会となるよう最善の努力をいたさねばと決意を新たにいたしたことを昨日のように思い起こします。
 福岡大会では、静岡大会のすばらしさを受け継ぐとともに、福岡らしさ・二十一世紀の幕開けらしさを織り込み、観客一人一人に多くの感動と共感を与え、また、運営する生徒が運営する感動を味わえるような大会をめざしています。全国の高校生の皆さんには、主体的な参加と自発的な活動を通 して、全国の高校生との交流を深め、新たな自分との出会いを体感する機会としていただくとともに、高校生と県民が感動を共有できる二十一世紀幕開けにふさわしい大会となるようご支援をお願いいたしたいと思います。
 福岡県高等学校演劇部会では、これまで、演劇部会会議、推進会議、生徒実行委員会等を開催しながら福岡大会の準備を進め、昨年度の福岡県高等学校演劇県大会を「第四十七回全国高等学校演劇大会」のリハーサル大会として、円滑な大会運営いたすための様々な工夫や研究をいたしました。また、本年四月当初には、全国高等学校演劇部会常任理事会・理事会においてご意見をいただくとともに、各ブロックの全国演劇大会出場校の先生・生徒のみなさんとの第二十五回全国高総文祭に向けた打ち合わせを行い、出場校の皆様方の期待に応えた福岡大会の開催となるよう努力をいたして参っております。
 福岡県は、ご存じのとおり九州の玄関口であり、古代より大陸文化の交易の地として栄え、今日では、広くアジア諸国との交流拠点として、その役割を益々重要なものとしています。また、三方を海に囲まれ、山や川も多く、美しい自然に恵まれ、県内各地には、名高い名所旧跡や伝統芸能も沢山あり、魚をはじめ食べ物も大変おいしいところでございます。皆様には時間の許す限り福岡のよさを味わっていただければと思います。
 残りの期間、全国の仲間のみなさんの期待に応え、観客の皆様に喜んでいただける大会となるよう総力を挙げ準備にあたって参りたいと思います。全国の高校生のみなさん、先生方、関係者の皆様方、どうか、多数福岡にお越しいただき、「第四十七回全国高等学校演劇大会」福岡大会を盛り上げていただきますようお願い申し上げます。また、出場校の皆様方には、八月の全国演劇大会に向けて演劇練習や舞台研究等に励まれ感動溢れる立派な演劇を熱演していただくことをご期待申し上げます。  最後に、関係の皆様方の福岡大会にむけた一層のご指導・ご支援をお願い申し上げます。
 (福岡県高文連演劇部門会長)