復刊97号  WEB版


事務局通信
 福井県鯖江市で開かれる全国大会を前に、四月三日鯖江市民会館で、今年度第一回の常任理事会・理事会が行われました。
 まず、別項の通り、全国高演協人事が承認され、新年度の体制がスタートしました。 続いて、神奈川大会の反省、総括が提示されました。大都市圏域での開催ということで、特に入場整理についての苦労があった点などが指摘されました。
 福井大会の概要説明としては、まず、常任理事会において、生徒講評委員会の設置について主催者側から説明があり、続けて内容確認が行われました。この点については、より具体的な内容が示され、「生徒の活動の方向性」「分科会としての位置づけ」「講評方法」「表彰規定」を中心に確認がなされました。その結果をふまえて、理事会へ提案され、了承されました。講評委員会については、全国大会レベルでは初の試みとなるため、大会中も生徒の活動について多くの助言をいただき、実のあるものとしていきましょう。また、大会全体を通じて、生徒が主体的に関わっていくかたちでの運営、進行を重視するという考え方が示されました。
 徳島大会については、全国高演協が五十周年を迎えるということから、記念事業の進行状況、記念大会としての運営、内容のアイディアをさらに募ることが情報として流されました。
 継続議題の中で、「全国大会上演校数」については、事務局原案として現行十一校に前年度最優秀校を有するブロックから一校を加える十二校案が示されました。これについては各都道府県に持ち帰り、検討した結果を八月の理事会で状況報告することとなりました。
 同じく継続議題の「全国大会年度内開催」については、各理事から活発な意見の交換が行われました。その中では、実施時期の問題、予算措置の問題など具体的にクリアすべき問題点を指摘していきながら、実現の可能性を探るべきであるという確認をしました。生徒にとっての日常活動としての部活動の活性化がもっとも重要であるという見地から、さらに議論を重ねていきたいものです。
 また、近畿ブロックから「嘱託コーチの大会への参加」についての問題提起がありましたが、いわゆる教職員に準じる「嘱託」の位置づけについて、各都道府県の現状を集約することになりました。
* 脚本の使用許諾について、インターネットのサイトから使用する場合にも許諾手続きを厳格に行うこと、著作権の管理責任を明らかにすることから、集団創作であっても代表者の名前を明示するなど、今後とも脚本使用をめぐる許諾手続きのトラブルを避ける対応をお願いします。      (事務局・三上 実)